こんにちは。テープライターの桜木です。
本日は、テープ起こしをする際に使用される専門用語について解説していきます。
テープ起こしには、文字の起こし方の種類をはじめ、普段耳にしたことがない用語が存在します。どんな業界にも専門用語はありますからね。
今回は、あらかじめ知っとくと良い用語を紹介したいと思います。
オンラインストレージ
オンラインストレージとは、インターネット経由で、音声ファイルのアップロードやダウンロードを行うことができるサービスです。
テープ起こしの場合、音声データや資料データの受け渡しをする際にとても便利です。
Eメールへの添付だと、データサイズが大きすぎて送信できない場合がありますが、「Googleドライブ」をはじめ、「Dropbox」や「firestorage」など、無料のオンラインストレージサービスを利用することで、データの受け渡しもスムーズになります。
記者ハンドブック
テープ起こしを行う業者というのは、ハンドブックに記載されている表記ルールをもとに原稿を作成しています。このハンドブックは、1956年の初版から現在までに14版が発行されています。
版を重ねるごとに内容はブラッシュアップをしていて、特に間違えやすい表現を集めた用事用語集となっているので、間違えやすい用事用語や慣用句もこの本で調べれば正しいものがわかります。
企業名は、表記と発音が異なるものが結構存在します。
例えば、「キャノン」は、「キヤノン」の表記になります。これは、拗音を大きく書くカタチで、歴史的背景や文字バランスなどがこのように表記する理由のようです。
その他にも「ドンキホーテ」は、「ドン・キホーテ」が正しい表記となっていて、注意しないと間違えてしまいそうな企業名の正しい表記がわかります。
タイムコード・タイムスタンプ
音声データの開始から経過時間を決まった間隔で原稿に記入することです。
3分おきや5分おきなど任意のインターバルでリクエストすることができ、冒頭からタイムスタンプを入れる以外にも、聞き取りができなかった部分にタイムスタンプを入れることもできます。
聞き取りが出来なかった部分というのは、音声の状態がかなり良くないと聞き取りができない部分が発生してしまいます。
タイムコードを入れてもらうことで、納品された原稿から該当する音声のところへアクセスすることも容易になります。
まとめ
テープ起こしに関連する専門用語はまだまだありますが、その中でもよく使用される用語を解説してきました。
テープ起こしの仕事は、他の職種に比べて参入障壁が低いとはいえ、このような用語の知識は必要になってきますし、もちろん、様々な音声の起こし方も身につけなければなりません。
時間をかければ独学で学習して身につけることができるかもしれませんが、テープ起こしのスキルや知識を効率的に身につけたいなら、テープ起こし 講座を利用してみるのも良いかもしれません。
現在は、いろいろなオンライン講座や通信講座があって、中には受講が修了した後に就業サポートを受けられる講座などもあるようです。
テープ起こしの仕事に興味がある人や副業にテープ起こしをしたいという人は、講座にしろ独学にしろ、まずはしっかりとテープ起こしのスキルや知識を身につけてくださいね。